いつまでも

1,200キロの遠距離婚外恋愛です。時々想った事を綴ります。

最悪からの幸せな逢瀬

丁度3ヶ月ぶりの逢瀬でした。


閉経間近で不規則な周期だから仕方ないのだけど、まさかの逢う当日の朝にがっつり生理が始まってしまい、3回連続の残念な逢瀬に気力が一気になくなって呆然として。




それでも高速バスには間に合わないといけないし、結局バタバタしながらお弁当を作り終え、急いで出掛けようとした時に電話が…


主人からの電話。仕事中に電話するとか滅多にない。嫌な予感しかしなかった。

でもここで出ないとおかしいと思われるし、時間も押し迫ってたけどとりあえず電話に出て。



「今、母さんから電話あって、父さんが出て行くと行って聞かないらしい。両親の様子を見て来て欲しい」と。


直ぐ近くに住んでいる義両親、義父は認知症が始まっている。段々攻撃的になって来て義母の手に負えなくなってて。




どうしよう、もう時間が無い。


疑われないように黙って外出しようとしていたけど言うしかなかった。


「実は今日は友達と約束して今から出掛けようとしてる。」


義母の事も助けたい。でも彼に申し訳ない。


3ヶ月何処にも出掛けてないのに。

何でよりによって今日なの…



主人は「わかった。友達と逢うのはいいから。とりあえず様子だけ見て教えて欲しい」と。



その時点で、もう高速バスの時間には間に合わないと判断した。

最悪の事も考えてた。義両親を放って行けないかもしれないと。

遅れて行くかキャンセルするか…

ギリギリまで悩んだ。



彼にメールで今の状況とバスに間に合わない事、1時間遅れのバスの予約をした事を伝えた。


彼は「うん、わかったよ。遅れるのは全然大丈夫。最悪、来れなくても大丈夫だからね。」


もう生理が始まった事なんてどうでも良かった。


義母に今日はどうしても行かなければいけない用事がある事を話し、後ろ髪を引かれる思いで家を出て、高速バスにはギリギリ間に合う事が出来てホッとした。


帰りのバスは時間的に変更が可能だったのでもう少し早い時間に変更したいと彼に伝えた。


「それがいいよ」と言ってくれて有難かった。


3時間だけ逢うために長い移動時間を費やし、その上、帰りの飛行機の時間まで3時間も待たないといけなくなったのに、彼は「来て良かったでしょ」と逢った時に笑って言ってくれて。



私の事をセフレとして見ていない彼、逢えなくてもいつも寄り添ってくれる彼、気を遣って優しい言葉を掛けてくれる彼の事が愛おしかった。




逢ってる時間も、生理で抱き合う密度も1番少なかったけれど、前回までの充電出来ずに帰ってきた時とは違い、大変な思いをして、それでも彼に逢いに行って良かったと心の底から思えた。



遠距離恋愛の難しさも痛感した。

飛行機や高速バスに乗ってしまえば簡単に戻れない、何かあっても直ぐに行動出来ない。


逢える事が当たり前と思っていないから逢えた時には全ての事に感謝するけれど、遠距離恋愛の私達は無理をしないことが1番大切なのかもしれない。



私が酷い生理痛でベッドに横になってた22時頃、

彼から「今着いたよ。こっちはすげー蒸し暑い(笑)」と。



バスのりばで「じゃあまたね」と手を振ってお別れしてから7時間後、無事に家路に着いた彼には感謝しかない。




次に逢えるのは秋頃になりそう。

彼が、次は生理に絶対被らない日にするからと約束してくれた(笑)



朝から最悪だと思っていた逢瀬は、心も身体も満たされてとても幸せな逢瀬になりました。

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