ヤワな恋
5ヶ月ぶりに逢えた翌日、彼からのメールがどうでも良いようなひと言だけしか来なかった事に物凄く不安になってしまった。
私みたいなオバサンで顔も体もおブスな女性はやっぱり無理で冷めちゃったのだと。
休みの日は私からのメールはあまり出来ない。
だからその日は無理矢理寝る為に料理に使う赤ワインをコップ半分一気飲みして即爆睡。
翌日、主人は私を起こす事はせず自分だけ出勤、私は30年ぶりに寝坊で仕事に遅刻してしまった。
こんな気持ちじゃ私もうダメになる。
勇気を出して「言葉がないと不安になります。」
とメールすると彼は体調が悪くずっと寝ていたと言う。
その日も夕方まで寝ていて夜の外食を済ませてからまた寝ていると言うくらいだから相当体調悪いのかな。
少しだけメールをしてくれたけど気持ちを込めて言ってないのが何となくわかってしまう。
疲れているから…それはそうなんだけど。
「冷めているのがわかる。」
「正直に言ってね。」
つい不安な気持ちをそのまま吐き出してしまった。
彼は「え〜。」
「そんな事ないのに。」
疲れてるのにきっと面倒臭いと思っているだろうな。
その日のメールでも結局不安は取り除けなかった。
その翌日…
「おはよう」と彼からのメール。
きっと気を遣わせているんだろうな。
時々メールを入れてくれて夕方に少しだけメールで話せた。
彼が「今度はもっと早く逢いに来るからね」
「不安になるのは遠距離だから仕方ないと思うけど好きなのは変わらないから。そんなヤワな恋してないよ。」
ヤワな恋…彼はちょっとやそっとじゃ壊れない恋だと言いたかったのかな。
「そんなヤワな恋してないよ。」
何度も読み返していたらいつの間にかすっかり元気になれました。
ありがとう。
彼の体調が早く良くなりますように。